私たちが支援している福島からの県外避難者の方々

ふくしまファミリーサポーターズプロジェクトのコンテンツ

福島ファミリーサポーターズを立ち上げた理由

福島のお父さんを応援する!福島のお母さんを応援する!

昨年11月に、そんな言葉が心の奥底から湧き出てきました。
我々「チームともだち」は、震災後より岩手県、宮城県で復興支援活動をしてき た団体です。 メンバーは中小企業経営者が多かったため、支援活動の中でも「仕事を失った被 災者への仕事づくり」を中心に動いてきました。 また、同時に親が多かったため、子供や家族、お年寄り向けイベントなどもして きました。
福島県に関しては、地元メンバーから実情は聞いていたものの、状況が違いすぎ て、秋まで来てしまっておりました。
しかし、11月に福島大学で開催された「ふくしま会議」に出席し、県民の方々 の怒りの声を目の当たりにした時、「まさかここまでの状況だったとは・・・」 自分の無知さに腹が立ちました。
同時に「親を応援しよう!」と決めました。 私もそうでしたが、親が苦しいと子供も苦しくなってしまいますので。
実は、私が住んでいる場所は、ホットスポットと言われている柏・流山・三郷の 隣接地域です。
小学生と中学生の2人の娘を持つ父親としては、娘たちの将来のことを考えると、 とにかく安全な状態の中で育てる義務があります。 放射能問題に関しては、過保護とかどうだとかの次元に話ではないと思っていま す。
早速、まわりの方々にこの話をしたのですがその温度差に驚きました。 「問題ないよ」「考えすぎだよ」。中には「そんな重い話はやめてくれ」と言わ れることもありました。身内でさえ同じ温度ではありません。 その時、ハッとしました。
「地域のみならず、親戚や家族の中でさえも分断する場合もある」という福島の 方々の話を思い出したのです。
そのような状況の中、まわりを納得させて、自主避難してきた人は決して多くな いと思います。むしろ反対されても断腸の想いで、こられた方ばかりでしょう。
例えばですが、 ローンが残っている家はあり
親や親戚、友人も周りにいる
仕事もあって、思い出もある
それらを手放し、新天地で再出発って、相当の決断ですよね だから、母子だけ避難させるケースも多いです。
放射能問題は専門家でさえ考え方が分かれています。
よって、専門家でない素人が人を説得させられることも、自分が納得する判断を することもできるはずもありません。
しかし、それでも決断しながら前に進まねばならないわけですから、そのストレ スとプレッシャーは相当なものでしょう。
「どうすべきことが、家族にとって最善だろうか?」
お父さんもお母さんも、何度も何度も真剣に考えたことと思います。 そして放射能や放射性物質のことを徹底的に学んだ方も多数いると思います。 だからこそ、政府発表がおかしいとか大丈夫とかの自分の判断ができているので しょう。
ただ、水素爆発以来11ヶ月間も、考え悩み続けけているわけですから、「考え ること自体に疲れ果ててしまっている」方が多いというのは当然です。 だからこそ、できる部分からでも応援したいと思いました。
まずは、私たちが今までやってきた「仕事づくり」と「物資集め」から開始しま す。メンバーは東京、埼玉、神奈川、千葉、群馬、栃木、茨城です。
よろしくお願いいたします。

2012年2月11日 福島ファミリーサポーターズ 発起人 登内芳也

避難してきたご家族へ

まずは「福島ファミリーズ」に登録し、状況をお聞きかせください。 対応できるところから進めます。
ちなみに先日、東京に避難されている何人かのお母さんの話を聞いてきました。 お一人はお父さんがひとり福島に残っている方でしたが、「頑張って仕送りはし てくれるが、東京まで会いに来る交通費がなく、子供たちに会えないでいる」 もう一人は、「家族一緒に避難してきたが、長年勤めていた会社を辞めてしまっ て、今は収入がない状態でいる」
更に今、無料で住まわせてもらっている家が期限が来て来月から有料になるが、 元の家賃が高く、とても払えないので家を探して引っ越さねばならない。子供は また転校させねばならない。
福島の家のローンは相変わらず残ったままで。
まずは仲間の会社から単発のお仕事を紹介し、次にはこの状況に協力的な住居オー ナー探しをしています。
住宅ローンについては専門家を紹介し、返済額の交渉を進めています。

関東に住んでおられる方々へ

福島から避難されてきたお父さんやお母さんを応援する「福島ファミリーサポー ターズ」に参加しませんか?

被災地から関東への避難者は27000人です。
 東京  8800人   埼玉  4900人   千葉  3600人   神奈川 2000人
 茨城  3000人   栃木  2700人   群馬  2000人
※参考資料:東日本大震災復興対策本部 2011/11/24発表分

関東人は42万人いますので、単純計算ですが、お一人を1500人で支えてあ げることができます。
子供やお年寄り、仕事の無い人、病人を抱えている人などもいるので、10分の 1と考えても、お一人の避難者を150人以上で支えることができます。 150人で応援すればきっと多くの問題は解決できると思うのです。 お金だけでなく、人それぞれのやり方で支えませんか? 世界から見れば「福島=日本」です。 福島の復興を日本人がどのようにしていくのか?は世界から注目されています。 その内容如何で、日本の未来が変わってきます。
それを作れるのはまさに今を生きている我々大人なのです。

仕事の依頼や雇用で支援したい方へ

「福島ファミリービジネスサポーターズ」にご参加ください。
雇用や仕事の条件等を伺い、被災者とのマッチングを行います。


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